2008年9月28日日曜日

10.4ライブ〜TRUE BLUES GUITAR !

当ライブFDLに初めてお招きするJeffoさんです。


http://jeffopelous.com/

カントリーミュージック、そしてブラックミュージック。現代のアメリカ音楽の根っこは、つまりはこの2つ、または出会いが様々な音楽を生んでいったものといえるでしょう。今回のライブ、エレキギターによるモダンなインストゥルメンタルブルースは、もうひとつの根っこであるカントリーミュージック(とくにエレキギター奏法)との出会いが生んだ良質の子孫で、フュージョンミュージック、スティーヴヴァイなどのインストゥルメンタルギターにも繋がっていきます。
ジミヘンドリックス、そしてヨーロッパのプログレッシヴロックをルーツとするJeffoさんの演奏では、エレキギターによる様々な曲を披露していただけると思います。

当ライブではライブ・ストリーミングに拘ってソロ弾き語りをお送りしてきたのですが、今回は、ギター演奏と語りがライブ、伴奏はバンドのカラオケというスタイル。ライブな迫力ではハンデがあるところを、補うにはあまりある素晴らしいギター演奏をJeffoさんには披露していただけると思います。

日時:2008年10月4日(土)23時PM~、日本標準時
※日本語通訳字幕あり
場所:Fortune Diner at Ableseed (FDA)
SIM: ableseed city, ableseed
http://slurl.com/secondlife/ableseed/115/124/27/
料金:ドネーション(任意)
ライブ記念Tシャツ(予定)


(jeffoさんウエブのバイオグラフィより翻訳概要)
Jeffo Pelousさんは1961年2月生まれ。5・6歳のころ、Jeffoは日本製トラジスターラジオから発せられる不思議な波動に魅せられました。その頃はAMラジオでトップ40がよく放送していました。(特に1310KhzのWGH放送局、ヴァージニア州ハンプトン)

Jeffoが最初に心を動かされたのはザ・ハプニングス「アイゴットリズム」という曲で、現代からみればスタンダードなメロディの、アップビートの歌唱に魅了されました。

そのあともJeffoは70年代のシンガーソングライター、シール&クロフツ、カーリー・サイモン、ジム・クローチェ、キャット・スティーブンスなどの感動的なバラード、ほかにスピナーズやスタイリスティックス、デルフォニックスといった流麗なフィリー・ソウルなどを何度も聴き込みました。

ある日、Jeffoは地元のローズ百貨店でエレキギターをみつけました。それは25ドルほどの安物でしたが、でもJeffoは直ぐに欲しかった。ママにせがんでみたものの、それは叶いませんでしたが、1、2年後のクリスマス、彼は安物のアコースティックギターを手に入れます。でもそれは演奏されることはなかったのです(笑)

jeffoはギターの裏側にマジックペンでエレキギターの絵を描いて、ひっくり返して構えてラジオから流れる音楽に合わせてエアギターを
ずっと演奏していたのです。
Jeffoは他にも帽子ケースを並べてドラムにしてみたり、鍵盤を描いた紙を机に貼付けてキーボードにしてみたりしました。

ある時、彼はベニヤ板をギターの形(レスポール型*1)に切り出しました。彼はそれにマジックペンで細部を描き、それを見た彼の友達は本物のギターと思いました。
Jeffoと幼なじみのデイブはJeffoの裏庭にある使わなくなったミニ遊園地セット*2でエアコンサートしました・・それはごきげんなステージでした(笑)

数年のち、彼は当時の友人リックから中古ギターを入手しました。そのギターはリックのクローゼットで埃をかぶっていました。
Jeffo「これ使ってないのかい?」
リック「これを?ちぇッ、じゃ持っていきなよ」(実際には「ちぇッ」とは言いませんでしたけどね)
リックのパパがピックアップとスイッチの修理と、Jeffoが小さな楽器屋で買ってきた売れ残りの弦を張るのを助けてくれました(それはとても太いゲージセット*3でした・・jeffoには知識がありませんでした)
リックのパパは小さな自作ギターアンプを使って、いくつかのコード(和音)の弾き方、それとジム・クローチェの曲を教えてくれました。いつもリックのパパは言っていました、「ロックは聴くなよ、脳みそが腐るぞ」

地元のパブリックスクールにJeffoが通っている頃、同い年のペプシ・ムーンに出会いました。
最初の出会いは帰宅するスクールバスの中でペプシの描いた大きな絵を見たことでした。それにはロックスターと巨大なギターアンプが
描いてありました。
Jeffoはアンプに描かれたスピーカーの数が多すぎるので「知ったかぶりするなヨ!」と文句を言いました。でも、その後すぐに二人は親友になりました。
ペプシはその頃はギターを弾いていて、"禁じられたコード"*4と秘密のリフ(ブルースでスタンダードに用いられるペンタトニックスケール*5)をJeffoに教えてくれました。

それで全てが開けました。Jeffoは8トラテープでジミヘンドリックスとロビントロワーの曲を練習しました。
彼らは基本的にはブルースを弾いているのですが、それはまさにロックンロールでした。またJeffoはフランクマリノを聴き込んで、フランクのギターテクニックも基本は同じものであることに感動しました。Jeffoは自分のギター奏法を見つけました・・

Jeffoの演奏スタイルが出来上がっていくなかで彼は色々な音楽を聴き込んでいきました。
彼が何故かいつも大好きだったのはイエス「ラウンドアバウト」でした。ある日カンサス「伝承」を初めて聴いたとき、このサウンドが求めていた音楽だと思いました。(異なった音楽のぶつかりあい、そしてそれはロックでした!)
その頃、近所でいちばんのレコードコレクションを持っていた友達はゲイリーでした。それは、どれがどれかわからないほどの
量でした。
その中からJeffoはジェントル・ジャイアント、エマーソン・レイク&パーマー、PFM、ピンク・フロイド(アルバム「狂気」の曲想は思いもつかなかったものでした)などのプログレッシヴ・ロックの名作を見つけだしました。
そんなわけで、ジミヘンドリックススタイルのブルースとヨーロッパのプログレッシヴ・ロックはJeffoの重要なルーツとなっています。

それから35年が経ち、Jeffoはセカンドライフの仮想ライブハウスで演奏し、幼い頃からの夢をかなえています。

訳注:
#1 レスポール
米国ギターメーカーのギブソン社が製造する同社を代表するエレキギター。米国の著名ギタリスト、レスポール氏(Les Paul)が開発に関わり、その名前が冠されている。レッドツェッペリンのギタリスト、ジミーペイジの愛用ギターで知られる。

#2ミニ遊園地セット
Swing Setという商品名。滑り台と鉄棒を組み合わせたような構造で、日曜大工で組み立てることができる。

#3 ゲージセット
ギターに張る弦の組み合わせ=ゲージセットには何種類かあり、エレキギターでは奏法の都合で細いゲージセットが好まれる。エルビスプレスリーのバックバンドのギタリスト、ジェームズバートンが考案したとされる。

#4 禁じられたコード
ブルースミュージックでは音楽理論からは想定外のコード(和音)やコード進行を使って作曲される。不安定なコードが多用され、また不完全なコード進行であるため、曲が延々と演奏される。

#5 ペンタトニックスケール
ジャズやブルースで用いられる音階「ブルーノートスケール」から5つの音を抜きだした音階。日本の民謡や演歌の音階と似ているので、昭和歌謡曲にも意外に使われている。

2008年9月23日火曜日

ジャンがグランパに!

9/6にライブされたJean Christopheさんでにお孫さんが誕生されました!
ご自身のファングループにjoinされている皆さんには既にノーティスで写真も配信されてますが、かわいいなあ♪w
でも赤ちゃんでも、生まれた時から外人の顔なんですね?wって、あたりまえか、、w
なにはさておき、ジャンさん、おめでとうございます!

2008年9月21日日曜日

9.20ライブ終了



予定通りに昨日23PM〜、メインランドに所在するHikki Haxさまの素敵なモール「Swing Era Japan / 大銀座商店街」の特設ステージ「Grand Ole Opry」にてMoondoggirlさんのライブ、無事に終えることができました。恒例?w、予定演奏時間をオーバーして、正味1時間半の熱演でありました。オリジナル、カバーとりまぜて素晴らしい声で唄っていただいて、それだけで癒されます。最後の2曲くらいになって、SLトラブルがあったため少し中断したりしたんですが、まあこういうこともあるのもSLらしいとご寛容いただければと思います。

今回はスポンサーシップお世話になっているベルローズ楽器店デザイナーのLibberさんから特別に作られた専用HUDの提供があり、同じLibberさん製作のエレキギターを抱えて唄っていただきました。宝塚歌劇フィナーレみたいな花じゃない羽根wを背負って、かっこよかったなあ。でもサウンドはアコースティックギターなんですけどねw
つぎのMoonさんのライブは10/25(土)、23PMから、当ライブ本拠のAbleseedに戻って開催予定です。まだ未見のかたはぜひ!いらしてみてくださいね。

最後になりましたが、Hikki Haxさまにおかれましては再度にわたり素敵なステージを提供いただき、あらためてお礼もうしあげます。わたしたちのライブイベントが「Swing Era Japan / 大銀座商店街」さまの発展に少しでもお役に立てれば幸いです。

2008年9月17日水曜日

9.20ライブお知らせ(Moondoggirl Moomintoog)



前回7月ライブに続いて、今回もHikki Hax様のご厚意により、メインランド特設ステージでライブを催す運びとなりました。Hikki様には特設ステージ拝借の再度のお願いを了承いただき、あらためてお礼もうしあげます。

日時:2008年9月20日(土)23時PM~、日本標準時
場所:Ryman Auditorium
SIM: Mordreds Crossing
http://slurl.com/secondlife/Mordreds%20Crossing/72/123/153/
料金:ドネーション(任意)
日本語字幕あり

(以下は7月ライブお知らせの再掲です)
カントリーミュージックはアメリカの演歌だ、と例えられますが、日本の演歌がそうであるように様々なジャンルを取り込んで、ひとつのイメージで括ることは出来なくなっています。5月より2回目となる今回のライブでも、リアル・アメリカン・カントリーミュージックの一端をMoonさんには披露して頂けると思います。都市部を除いて、アメリカの殆どの場所で聴かれているのは、実はこういった音楽が大人から子供までいちばん聴かれているのです。さて、あなたはどんな感想を持たれるでしょうか?
【特設ライブステージとは?】
今回のライブ会場は、moonさんの希望もあり、Mordreds Crossingというシムに、Hikki Haxさんが製作した「Swing
Era Japan / 大銀座商店街」の一角にある「Ryman Auditorium」内のライブハウス「The Grand Ole
Opry」にて開催する運びとなりました。
この「The Grand Ole
Opry」とは、ブルーグラス・カントリーミュージックのアーティスト/ファンにとっては、聖地と呼ばれているライブステージです。その「The
Grand Ole Opry」がかつて設置されていた「Ryman Auditorium」まで含めて、忠実に再現された Hikki
Haxさんご自身も、ブルーグラスを演奏されるミュージシャンです。
Hikki HaxさんはSL/RLで、ウエブデザイナー、プログラマー、ライター、コンポーザー、そしてミュージシャンをされている日本人クリエイターさんです。前述のMordreds
Crossingシムでは、1930年代の銀座を再現した広大なショッピングモール「大銀座商店街/Swing Era
Japan」も建築されています。

【Moondoggirlさんのバイオグラフィ】
(Japanese translation of Moondoggirl's Biography)

Moondoggirlさんは、幼くしてフォークに目覚め、やがてロックそしてジャズに夢中になり、カントリーと共に育ちました。
MoonさんはRLでも作詞作曲家であり、現代カントリーミュージックのソングライターの一人でもあります。
彼女はナッシュビルで演奏のほか、その楽曲は有名なカントリーミュージックのアーティストに認められています。
彼女の唄を聴けば、あなたはきっと心揺さぶられ、感動に打ちのめされることでしょう!

Moondoggirl Moomintoog cut her teeth on folk, lost her innocence to
rock, grooved on jazz, and now has come of age with country.
This RL songwriter walks the walk with some of the great songwriters
of country music today.
She performs in Nashville, and has had some of her songs on hold being
considered for cuts by some well known country artists.
Come hear songs that will move, groove and bruise you!

http://janedwards.com/
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=108377305


【ようこそ Swing Era Japan / 大銀座商店街 へ!】
"Swing Era Japan"
大銀座商店街は、1930年代、つまり、昭和の初めの日本の盛り場をモチーフにして創り上げた場所です。モボ・モガ(モダンガールとモダンボーイ)が闊歩した当時の街は、現在の目から見てもハイカラでクールな空気が満ちていました。また、文化的にも、アール・デコを始めとする様式美が全盛で、ジャズの最初の黄金期でもあり、歴史上特筆すべき時代です。
"Swing Era" とは、スイングジャズの時代、つまり1930年代のことを指します。その頃の古き良き平和で呑気な雰囲気に浸りながら、セカンドライフの一時を楽しんでいただければ幸いです。

http://slurl.com/secondlife/Mordreds%20Crossing/130/23/154
http://hikki.slmame.com/



【カントリーミュージックまめ知識】

・グランド・オール・オプリ(The Grand Ole Opry)

グランド・オール・オプリは、1925年からテネシー州ナッシュビルのナショナル・ライフ&アクシデント保険会社ビルの5階で、後にカントリーミュージックと呼ばれるようになったヒルビリー・ミュージックを毎週放送するラジオ番組としてスタートしました。当初は「WSM("We
Shield Millions") Barn
Dance」という番組名で呼ばれていましたが、1928年頃からグランド・オール・オプリという不朽の名で呼ばれるようになりました。

1920年代のラジオ全盛期からレコード業界の台頭、そしてTV時代へと移り行くなか、ハンク・ウイリアムス
Sr.、カーター・ファミリー、アーネスト・タッブ、ビル・モンロー、レスター・フラット、アール・スクラッグス、パッチー・クライン、ロレッタ・リン、ドリー・パートン、ジョニー・キャッシュといった数々のブルーグラス・カントリーミュージックのスーパースターから、ミニー・パールといったコメディアンまで、グランド・オール・オプリから次々と輩出されて行ったのです。なかでもロイ・エィカフは、1930年代から亡くなる1992年まで、オプリで最も息の長い活躍をしたスターとして有名です。

また、1954年には、当時ティーンエージャーだったエルビス・プレスリーが、彼にとっては初のライブパフォーマンスを、ここオプリで行なったことで知られています。エルビスの奇抜なロカビリースタイルミュージックは、当時の観客をかなり引かせてしまったらしく、ライブ終了後にオプリーのマネージャーから、メンフィスに帰ってトラック運転手に戻れと言われたそうで、その確執以来、エルビスもオプリーでパフォーマンスをすることはその後も無かったというエピソードが語り継がれています。

1943年、オプリのライブステージショーは、同じナッシュビルにあるライマン公会堂(Ryman Theater
Auditorium)へと移りました。そして1974年、ナッシュビル郊外オプリランド・アミューズメントパークに4400席を有するグランド・オール・オプリ・ハウスに移転され現在に至っています。しかし、このライマン公会堂での32年間が、オプリが最もオプリらしかった時期であったとも言われています。現在はGAC(Great
American Country)というカントリーミュージック専門ケーブルチャンネルが、毎週土曜日に2時間半開催されるサタデーナイト・オプリ・プログラムを1時間に編集して、より若い年齢層をターゲットとして午後8時からのゴールデンタイムに毎週放映しています。詳しくは、www.gactv.comでご覧いただけますし、www.opry.comでもオプリの最新情報をご覧いただけます。

・ライマン公会堂(Ryman Auditorium)

この公会堂は、1892年にユニオン・ゴスペル礼拝堂として、トーマス・ライマン氏(Thomas Ryman,
1843-1904)によって建てられました。このライマン氏はリバーボートの船長として、また、ナッシュビルにいくつかのサロンを展開するビジネスマンとして地元の名士でもありました。彼の死後、その名誉を讃えるために礼拝堂はライマン公会堂と改名されました。

公会堂は1943年から1974年まで、グランド・オール・オプリのライブショー会場として使われました。オプリの会場が、より多くの観客収容を誇るグランド・オール・オプリ・ハウスに移った1974年以降、公会堂はほとんど打ち捨てられた状態でしたが、1992年にエミールー・ハリスが彼女のバンド、ナッシュ・ランブラーズの定期コンサート会場として使い始めてから、再び人々の関心を集め出すこととなりました。そして1994年には、内輪で行なう小規模なコンサート会場を兼ねた博物館としてリオープンされました。この時の改装工事にもかかわらず、観客は依然礼拝堂の信者席に座ることとなり、このことがライマン公会堂の生い立ちを思い起こさせるのですが、それでも人々はここを「カントリーミュージックの聖地」と呼んでいるのです。

ちなみにライマン公会堂は、2001年に国定歴史地区内の歴史文化遺産に指定されました。

・テネシー州ナッシュビル

ナッシュビルといっても、多くの日本人にとっては、都市の名前は知っているけど、どんなところ?
そんなわけで、現代のナッシュビルを紹介したページを見つけましたのでリンクをご紹介しておきます。アメリカに絞った旅行会社のページなのですが、まとまっていて読みやすいです。

USATourist.com

2008年9月11日木曜日

新しいミュージシャン招聘(CelticMaidenWarriorさん)
















11/15にFDLに初めてお招きするCelticMaidenWarriorさんです。アコースティックギターによる弾き語りで、フォークミュージックにそこはかとないブルースの香りを感じる唄声で、、ああいいなあw
Celticさんは日本で働いていたことがあるそうで、ローマ字打ちIMで簡単な日本語で会話したこともありますw

2008年9月7日日曜日

9.6ライブ終了



アップが遅くなりましたが、FDLでは3度目となるJean Christopheさんのライブ、9/6盛況のうちに終えることができました。わたしが確認したので最高45人、たくさんのお客様にいらしていただき、感謝もうしあげます。
様々なギター、調弦、奏法を駆使して繰り広げられるギターインストゥルメンタルミュージックはヨーロッパ文化の奥深さ魅力がありますね。曲ごとに頻繁に調弦やカポタストを調整する様子まで伝わってくるサウンドはFDLが拘っているライブストリームの迫力です。
冒頭、すこしライブストリームのサウンドが再生されず、リログされたかたも多かったのでは、、海外のSLライブでもこういった事はけっこうあることで、まあこういうこともあると寛容いただければ幸いです。

さて次回ライブは9/20(土)、時間は同じく23PMから。ナッシュビルからMoondoggirlさんを招いたライブです。お楽しみに!